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第3編 会社分割の税務実務

第2 分割当事会社の法人税の取扱い
3 純資産の部の取扱い
(4) 非適格分割型分割の場合

非適格分割型分割の場合には、分割法人は分割承継法人へ時価で資産負債の移転を行います。適格分割型分割と違い、利益積立金額の引継ぎは行いません。分割法人の純資産の金額は、移転をした資産負債に係る譲渡損益相当額が増減し、時価純資産価額相当額が減少することになります。資本金の減少額は会社の任意です。ただし、簿価純資産価額のうち移転事業に係る資産負債の簿価純資産価額の占める割合に応じた資本金等の額を減少させなければなりません。
分割承継法人においては、分割法人の資産負債を時価により受け入れることになります。したがって、分割承継法人の純資産の部は、受け入れた資産負債の時価純資産価額相当額が増加します。分割承継法人が会社法の規定により決定した増加資本金額以外の金額が、資本金以外の資本金等の額の増加額となります。